理系留学生とのコミュニケーション問題

f:id:wataru_boss:20180531002843p:plain こんにちは。BOSSです。

今日は研究を進めていく上での悩みについて。吐き出させてください。

内容としては

留学生を後輩として持つときのコミュニケーション

になります。

同じような悩みを持っている日本人の方、あるいは現在研究室に配属されている留学生の方アドバイスが欲しいです。

また、これから研究室に配属される留学生の方にはこういう悩みを持ってる人もいると知ってくれたら非常に嬉しいです。

前提

内容の前提ですが、話は研究室に配属されている理系学生の話です。

つまり非常に専門的な内容を日本語でディスカッションする機会が多い環境であるということになります。

そういった環境の中で、日本語運用能力があまり高くない留学生とどのようにコミュニケーションをとったらいいか

という話です。

私の後輩留学生

私の研究室では数人のグループごとに研究テーマがあり、グループとして研究を進めていくという形が採用されています。

私のグループにはM1の私ともう一人M1がおり、今年度から4回生が二人つきました。

そのうち一人が中国人の留学生です。

今日の話題で重要な言語能力ですが

  • 日常会話はできる。意思疎通が取れないということは無いレベル。

  • 書く能力は低い。日本語の文章としてみると成立していないことが多い。

  • 専門用語は厳しい。学部で習うレベルの言葉がわからない。

  • 日本人同士のディスカッションの速度についていけない。

  • 英語が全くできない。m/sなどの基本単位や学部で習う英語の用語も全く知らない。

といった感じです。

日常会話で雑談する程度のコミュニケーションならば、おそらく困ることは早々無いだろうというレベルだと思ってください。

私の悩み

しかし、理系の研究室におけるコミュニケーションは

専門用語を用いたディスカッションの中で相手の論理を理解し、自分の論理を展開する。

これが基本です。専門用語には当然英語含まれますし、わかって当然として話が進みます。

したがって、彼の言語能力であると全く意思疎通を図ることができないレベルです。

これがどういった問題を生じさせるのか。ひとつはゼミにおいてです。

私の研究室では進捗のホウレンソウとして週に一回先生とグループのゼミが行われます。

そこでは今週行なった内容とその結果および考察、今後の予定や方針などについてディスカッションがあります。

このディスカッションの内容は非常に重要です。

これからの方針がダイレクトで決まるわけですから。

しかし留学生の彼にはこのゼミの内容が全く理解できません。

当然です。専門用語は飛び交うし会話速度は日本人同士のスピードです。内容も高度で日本人が理解するのですら大変なレベルですので。

しかしここをなぁなぁで済ますと、言われたことしかできないロボットになってしまいます。

自分の頭で考えて研究が行えなくなるのです。

もちろん私は上回生ですので、後輩がわからないところをフォローする義務があります。

これは日本人学生、留学生問わずに分かる範囲でフォローをします。

しかし、ディスカッション内容が1つも頭に残っていませんという状況はフォローのしようがありません。

わからないところもわかりません。この状態では助けようがないのです。

助けなければならないし、助けたいとも思っている。

しかし1から10まで(あるいは学部レベルの内容からだと-nから10まで)ゼミ内容を説明していると研究に充てる時間が本当に無くなります。それは本末転倒。

本当にどうしたらいいのか。これが今の私の悩みです。

本当に切実なんです。

その他の留学生

ちなみに私の研究室では留学生は珍しくありません。

現在マレーシアからの留学生が2人先輩に居ます。昨年は私の直属の先輩は韓国人の方でした。

しかし、日本語運用能力で言えばみなネイティブの日本人並に話せますし聞き取れますし書くことができます。

つまり、このコミュニケーションの問題が一切生じていなかったのです。

加えて最悪英語ができる方たちが多く、伝わりにくければ英語で会話すれば良いという逃げもありました。

英語ができますので論文も読めます。周辺論文を読めば研究の概要も把握がしやすくなりますので、その点のハードルはかなり低いです。

理系のコミュニケーション能力

今までは事例と私の悩みを書いてきましたので少し抽象化しておきます。

一般的にコミュニケーション能力は、どのような相手とも流暢に会話を弾ませることのできる能力である

そのように解釈されることが多いかと思います。

しかし、少なくとも理系のコミュニケーション能力は違います。

先ほども書いたように

人の論理を正確に把握し、自分の論理を展開させる能力

これが理系のコミュニケーション能力です。

専門用語という話をしましたが、それだけでなく学部で習うような知識や論文レベルで広く知られている内容

これらについては知ってて当然という中でディスカッションが行われるので日本人であってもなかなか難しいところです。

しかし、留学生であってもこの能力自体は常に求められるのです。

理系の留学生にむけて

上記のように少なくとも理系では求められるコミュニケーション能力は一般的に認知されてるそれとは違います。

日常会話さえできたらなんとかなる

などということは絶対にありません

会話の中で相手の真意を汲み取り、自分の考えを相手に伝えるという非常に高度な日本語運用能力が求められます。

それだけの力がないと結果として周りも本人も辛くなる、私はそう思います。

日本に留学するという選択肢をとる以上は、言語不利を避けられません。

今一度、自分の日本語能力と覚悟のほどを確認してみてください。

まとめ

本当に困ってます。どうすればいいのか全く分からない。

母国語が日本語でないという不利も理解できるし、なんとかしたい。けれどもなんとかできるレベルに達していない。

フォローは出来るけどあくまでもフォローでしかなく、時間をかけてつきっきりで-nから10まで教える時間はありません。

しかし、私は彼が自分の意見を話せるレベルになってほしい。そうでなければ自分で考えて自分で研究を進めるということができません。

このような経験をされたことがある方。 もし私はこのように解決したよということがあったら教えて欲しいです。